離乳食の時間、せっかく準備したのに…気づけば立ち上がって逃走。「うちの子、なんで座ってくれないの?」と頭を抱えたパパママ、多いのではないだろうか。

SNSでも「ベビーチェア 抜け出す」はあるあるネタ。けれど実は、”抜け出す理由”にもいくつかのパターンがあるようだ。我が家でも試行錯誤した末、ある椅子に変えたらピタッと落ち着いた。今回はその体験をもとに、抜け出し対策とおすすめチェアのビヨンドジュニアを正直レビューする。
そもそもベビーチェアって?
離乳食をあげる時に必須となるアイテムがベビーチェア。大人の椅子に座らせて食べさせることなんてマジで不可能。バンボに座らせて食べさせることもできるが、足が疲れるし、床に置いた離乳食をこぼしたり、イライラしかしない。1ヶ月もしないうちに限界が来る。大人も椅子に座りながら離乳食をあげることができればストレスを軽減できる。

ベビーチェアの種類について紹介
ベビーチェアって、探してみると種類がめちゃくちゃある。最初は「どれも似たようなもんでしょ?」くらいに思ってたんだけど、実際に育児してみるとそれぞれ全然ちがう。しかも、子どもの性格とか部屋の広さとか、思った以上に影響してくる。
- ローチェア(床で使うタイプ)
離乳食スタートのときに「これで十分でしょ」って思って買ったのがローチェア。軽いし持ち運べるし、リビングでもゴロゴロしながら使える。…が、うちの子は数日で抜け出した。気づいたら、ベビーチェアごとズリズリ後退してて、ちょっとしたホラー。ローチェアは便利だけど、動きが活発な子にはあまり向いてないかも。「おすわり練習期」だけ使う感じがちょうどいい。
- ハイチェア(ダイニングテーブルの高さタイプ)
家族と同じテーブルでごはんを食べられるのがいい。なんか“家族感”が出るし、写真映えもする。ただ、これもピンキリ。安定感があるものは高いし、安いのはガタついたりする。あと、思った以上にデカい。気づいたら部屋の一角をハイチェアが占領してる。でも、ちゃんとしたやつを選ぶと抜け出しにくくて安心。
- テーブル取り付けタイプ(外出・省スペース派)
実家に行くときとか、外食のときに便利。ただし、テーブルの厚みが合わないと地獄。「え、ここ取り付けられないの?」ってなることが結構ある。あと、子どもが暴れるとちょっとヒヤッとする。出先限定で使うのが無難。
- 成長に合わせて使える多機能タイプ
最近は“ずっと使えるチェア”も人気。離乳食〜学習机用まで、長く使えるのがウリ。ただ、その分お値段も立派。でも正直、長く使う前提なら悪くない。「結局、最初からこれにしとけばよかった」ってパターン、けっこうある。
実際に抜け出す子は多いのか?

少し古いデータだが東京都が乳幼児の保護者3,000人を対象に調査したアンケート結果があるので紹介する。
椅子の転倒等による危害等(危害及びヒヤリ・ハット)経験が「ある」と回答したのは81.6%(2,447人)であった。https://www.shouhiseikatu.metro.tokyo.lg.jp/anzen/test/isu_press.html
大多数の家庭が子供がベビーチェアから抜け出して困ったことはあるようだ。ベビーチェアは危険ということを改めて認識させてくれる。
そもそもなぜ抜け出すのか
うちの子も最初そうだった。「なんで座ってくれないの?」って、最初はイスのベルトが悪いのかとか、サイズが合ってないのかとか、いろいろ疑ってたんだけど――
結論から言うと、抜け出す理由はシンプルに“飽きた”か“自由に動きたい”だけ。
ベビーチェアって、親からしたら「安全に食べてほしい場所」だけど、子どもからしたら「動けない監獄」みたい。月齢が上がると、視界も広がるし、好奇心も爆発。「あ、あっちにおもちゃある!」「ママが動いた!」もうそれだけで“脱出モードON”。
あと意外と多いのが、高さや足の位置が合ってなくて居心地が悪いパターン。座り心地が悪いと、大人だってすぐ立ちたくなるもんね。
抜け出さない方法は一応あるらしい
AIに聞いたベビーチェアから抜け出さない方法を紹介する。
1. ベビーチェアの調整
座板と足置き板の調整: 足が長くなり膝が曲がると立ち上がりやすくなるため、足置き板を下げて正しい姿勢で座れるように調整します。
背中の隙間を埋める: 背中と背板の間に隙間があると姿勢が崩れやすいため、厚手のタオルやクッションで隙間を埋めると良いでしょう。
2. チェアベルトの活用
チェアベルトの取り付け: 既存のベビーチェアにチェアベルトを取り付けることで、立ち上がりや落下を防止できます。
5点式ベルト付きチェア: 完全にホールドする5点式ベルト付きのベビーチェアを選ぶと、抜け出しを効果的に防げます。
3. その他の対策
専用クッションの利用: オプションの専用チェアクッションは、服とクッションの摩擦でお尻が滑るのを防ぎます。
食事環境の整備: 食事中に他のものに気を取られないよう、テレビを消したりおもちゃを片付けたりすることも大切です。
できないことはないけど面倒くさそうなものばかり。クッションやタオルは毎回置いて、食べ終わったら片づけるといった作業も発生する。別でチェアベルトを買うのもアリだが、チェアベルトは個人的には外出用だと思う。
我が家のベビーチェアでは一度も抜け出したことがない
色々試して辿り着いたのがビヨンドジュニアのベビーチェア。我が家は本体色はナチュラル、クッション色はダークグレーに決めた。

価格は税込29,700円と中々強気な価格設定。失敗したら嫌なお値段だがビヨンドのベビーチェアさえ買っておけば間違いはない。公式サイトでも書かれているが、テーブル・テーブルカバー・クッション・5点式ベルトが最初から付属されている。あとから買い足す必要がないからめっちゃ楽。ベビーチェアどうしよう…で悩む必要性がなくなる。
よくありがちなベビーチェアと感じた方は下の画像を見てほしい。テーブル裏面に転落防止用のガードが付いている。


ガードによって一度も落下しそうになったことが無い。ガード部分の幅が約10cmで太もも部分がちょうど引っかかり、抜け出したくても抜け出すことができない。


テーブルを外すとこんな感じ。

個人的には結構オシャレだと思う。ちなみに耐荷重は113kgと書いてあったので、子供が相撲取りを目指していても問題なく使えるはず。
あと離乳食後期になって良さに気づいたのはテーブルのカバーが取り外せること。

手づかみ食べが開始すると引くくらい汚れるけど、カバー外して水洗いすれば掃除OK。このカバーは地味に滑り止め効果もあって、皿が動かなくなるのも良いポイント。
注意点としては足部分の幅が思ったよりデカいところ。子供がつかまり立ちするのは仕方ないが、大人が結構つまずく。私は週に1回は足の小指をぶつけては奇声を上げている。

ベビーチェアはケチらない方が良い
ベビーチェアは「とりあえず安いやつでいいか」が一番危険。抜け出したり、食べにくかったり、結局ストレスになる。オプションありきで安いベビーチェアを購入すると、離乳食をあげる度に「オプションどうしようか」「思ったより高いから安いのAmazonで調べるか」と考えたり調べたりして、ただでさえ忙しい育児ライフのリソースが割かれてしまう。3万近い価格で購入に勇気はいるがビヨンドジュニアのベビーチェアはマジでオススメ。ベビーチェアを選択する時の参考になれば幸い。


